プラムナチュールの足取り
わたしたちプラムナチュールは普通の主婦から郡上市のブランド商品を作り上げるため、地元生産者や農家の方々の想いを背負いこの活動を始めました。
郡上市の指定管理会社「株式会社しろとり(旧 白鳥町特産物振興センター)」のもと、旧白鳥町時代からの政策である「街を梅の花で彩り、美味しい梅干しを作る『梅の里構想』」、食の白山文化の継承として始めた、「特産品干し柿『延年蜂屋柿』づくり」を加工部門として続けていました。
ところが平成27年1月、株式会社しろとりが突然、株式会社しろとりの加工部門の撤退を表明。
突然の撤退表明にとまどい、これからどうしてよいのか迷っている中、一緒に事業をおこなってきた地元の企業や生産者たち郡上青梅生産組合、郡上蜂屋柿生産組合、そのほか関係ある農家の方々に生産の継続を熱望され、また郡上の特産品『延年蜂屋柿』を“絶対絶やすことが出来ない!”という熱い想いで、新会社「株式会社プラムナチュール」を設立しました。
わたしたち少数の力ではこれまでの生産力を維持していくことは困難でありました。けれど事業開始から10年間、特産品の売上が一度も下がることなく右肩上がりを続けてこれたのも、これまでのノウハウや生産者の協力があって実現できたものであります。
旧体制ではいろいろ制約のあったイベントの参加や営業、新商品開発等を積極的に取組んでいくことができ、より多くの方々にアピールできるようになりました。
プラムナチュールの主力商品は、郡上で生産・収穫し昔ながらの製法にこだわった自然製法、手揉み、手漬けでつくりあげる『延年紫蘇梅』と付加価値の高い商標登録を取得した『延年蜂屋柿』であります。
『延年紫蘇梅』は地道な販売活動が功を奏し、過去10年間の実績の中で生産量が大幅に上がり、2tから15tに増加しました。『延年蜂屋柿』は干し柿という希少で付加価値の高いブランド力のある商品との評価を受け、主にお歳暮商品として販売しています。
プラムナチュールの挑戦!
現在、主力商品である梅加工品『延年紫蘇梅』について、岐阜県商工会連合会(全国商工会連合会)が実施する「小規模事業者支援パッケージ事業」「地方公共団体連携型広域展示販売・商談会事業」の支援を受け『「食」の販路開拓ブラッシュアップ商談会in岐阜』に向け、パッケージングを主に販売力強化及びマーケティング力の向上、売れる商品へのブラッシュアップ支援等の指導を受けて、商品力向上への取り組みによって「郡上ブランド」として確立させ、地元のお客様はもとより、全国に発信できる商品作りを目指しています。
わたしたちは郡上ブランドの確立を目指します。
行政指導により郡上市の特産品作り・ブランド品の創出として始まった特産品づくりは、新会社プラムナチュールになってから10年以上リニューアルすることが出来なかった「パッケージ」と「広告宣伝用チラシ」を作成することができ広く事業展開を進めています。お客様の要望も多かった贈答用の新商品も考案し、ようやく完成しました。
また、商品力の増加とパッケージングの強化により、都市圏への販売進出ができました。主に三越伊勢丹、東京駅構内、ネット販売、高級スーパー、道の駅や特産品販売店等の取扱いが増加し新たな販路開拓ができています。
海外展開の輸出(台湾)も始まり、今後もリニューアル商品の販売展開を大幅に宣伝し売上増を目指し、新商品開発(地元梅を利用したスイーツ、練り梅等)も取り組んでいきます!